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最新記事【2007年07月10日】

前回では、生命保険の起こりをご紹介しました。

この2つに共通しているのは、やはり「相互扶助」の精神。「大変な時は助け合う」という必要性は皆認識していたのです。

しかし、二つは問題を抱えていました。

一つ目の牧師の組合では、毎月の保険料と受け取る保険金の不均衡。

つまりは、金額が同じだからと言って、年齢、支払う回数が違えば、それは不平等になるのです。

そして、二つ目は、組合員が増加しないのに、保険金は一定という問題。

まるでどこかの国の年金問題を聞いているようですね。

要は、これらの問題点はそれだけ保険にとって重要であると言うことなのです。

これらの問題を解決するきっかけをつくったのが、「ハレー彗星」で有名な天文学者のエドモンド・ハレーです。

彼は実際に調査して人間の寿命を統計化した生命表を作成し、年齢ごとに生存している人、死亡している人の割合をまとめたのです。

これにより、誰がいつ亡くなるかは分からないが、年齢ごとの死亡率がはっきりしたのです。

あくまで確率でしかありませんが、サイコロを振れば振るほどある特定の目が出る確率は6分の1に近づいていくのと同様に、数多くの人が集まれば、「そのうち何人が何歳の時に亡くなるかがおよそ分かるようになる」のです。

こうして、18世紀、イギリスで、統計による死亡する確率に応じて保険料に差をつけるなど、死亡率に基づいた保険料を集める制度が出来上がったのです。

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