簡易保険と日本の生命保険の始まり
長々と生命保険の歴史についてお話ししてきましたが、最後にもう少しだけ付け加えておきましょう。
今でこそ生命保険は広く一般の人も活用できるものとなっていますが、かつてはそうでもなく、資産家や牧師など特殊な人達のみのものでした。
ところが、時代が下り、産業革命が進むと都市生活者や給与所得者などが増えだすと、彼らは自らの生活保障として自分たちの可能な範囲でまかなえる程度で、働き手の死傷時の生命保険を求めるようになりました。
これらに対応するためにロンドンで始められたのが、小額な保険料で葬儀費用をまかなえる保険としてできたのが簡易保険です。
こうした問題は現在でも世界各国で問題となっているようで、労働者向け生命保険の会社設立を国策として取り組んでいる国も見られ、今の日本でも簡易保険は郵便局が担っています。
ちなみに、日本での生命保険の始まりは、明治時代に福沢諭吉が紹介したことに始まります。
当初は、「人の生死によって金儲けをするのか」という批判も多く、普及には時間がかかったようです。
特徴としては、遺族補償よりも養老保険などの貯蓄性の高い保険が主流だったようです。
長々と、保険の歴史を話してきましたが、少しは関心が持てたでしょうか。