生命保険の近代化
前回、死亡率による保険料を集める制度が完成して、生命保険が成立した、と説明しましたね。ここで疑問を持った方はいらっしゃらないでしょうか。
そう、死亡率に応じた保険料となると、若い人の方が死亡率は低く、高齢者の方が死亡率は高いわけですから、保険料もそれに準じて、年々保険料は上がることになるのではないか?今の保険ってそうなっているだろうか?
その通りなのです。
確かに今の生命保険でも、加入時の年齢が高いほど生命保険の保険料は高くなっていますが、年々上がっては、払う方としてはたまったものではありません。
これに対応して、採用されたのが、「平準保険料」方式。契約期間に応じて保険料を同じになるようにするというものです。
つまりは、契約期間の始めの方は、後の方の積み立てとしての意義を持たし、後半、その積み立てられた金額を保険料の平準化で取り崩していくというものです。
これの採用により、保険会社は多額の資産を運用するようになり、今のような金融市場を形成するに至ったのです。
これが生命保険の起こりから成立までのあらましです。
今の生命保険選びに直接役に立つものではないのですが、折角、生命保険とは生涯付き合っていくことになるのですから、その考え方を知るのは損にはならないでしょう。